Diskmag SID Compilation “CP-Verlag Part 3”

* このコンピレーション・シリーズについて *

CP-Verlagより発売されたドイツのコモドール64向け市販ディスクマガジン
“Magic Disk 64″(1987-1995)、”Game On”(1988-1995)、”Golden Disk 64″(1988-1996)に使用された楽曲をアーカイヴより調査・蒐集しました
大部はビデオ・ゲーム・ミュージック(VGM)のサウンドトラックになります
雑誌に収録されたプログラムの内、デモは対象外としています

使用楽曲および楽曲にまつわる情報はHigh Voltage SID Collection(HVSC)のv56及びv57に基づいています

* About this compilation series*

I researched & collected the tunes (SIDs) that were released in the German commodore 64 magazines
“Magic Disk 64 “(1987-1994), “Game On”(1988-1995) and “Golden Disk 64″(1988-1996).
They were published by “CP-Verlag.”
Those tunes are mainly from the soundtrakcs of games.
Some floppies contain demos from the C64 scene, but at this time I don’t select these demo tunes.

And SID & its info is based on High Voltage SID collection (HVSC) v56 & v57.

* Track Info

01. Geir Tjelta – U-96 subtune #1 , 1992 Magic Disk 64/CP Verlag
Norway
02. Michael Winterberg – Death or Glory , 1988 Game On/CP Verlag
Germany
03. Markus Schneider – No Mercy subtune #13 , 1989 Golden Disk 64/CP Verlag
Germany
04. Markus Schneider – No Mercy subtune #2 , 1989 Golden Disk 64/CP Verlag
Germany
05. Gerard Hultink – Crazy Sue subtune #2 , 1993 Magic Disk/CP Verlag
Netherlands
06. Fanta – Fun Duel subtune #1 , 1995 Neoplasia
Germany
07. Reyn Ouwehand – Super Trucker subtune #4 , 1991 Magic Disk 64/CP Verlag
Netherlands
08. Jeroen Kimmel – Radax subtune #6 , 1989 Magic Disk 64/CP Verlag
Netherlands
09. Markus Schneider – Magic Mouse in Goblin Land subtune #1 , 1992 Magic Disk 64/CP Verlag
Germany
10. Evony & Quan – Xpiose subtune #4 , 1993 Magic Disk 64/CP Verlag
Sweden
11. Steel – Breathalyzer , 1991 Magic Disk 64/CP Verlag
Germany
12. A-Man – Black Panther subtune #3 , 1991 Punk Productions/CP Verlag
Germany
13. Link – Tuck Says , 1989 Vibrants
Denmark
14. Moog – Memologie Intro , 1994 Agony
Poland
15. Michael Hendriks – Paranoimia subtune #2 , 1991 Game On/CP Verlag
Germany
16. Markus Müller – Mechanicus subtune #3 , 1991 Game On/CP Verlag
Germany
17. Sebastian Bjørnerud – Mission Nada subtune #1 , 1990 The Shadows
Norway
18. Stefan Hartwig – Double Sphere subtune #8 , 1991 Golden Disk 64/CP Verlag
Germany
19. Sebastian Bjørnerud – Mission Nada (end) , 1990 The Shadows
Norway
20. Xayne – Summer… , 19?? Xayne
Italy

[DOWNLOAD] FLAC

[DOWNLOAD] MP3 320kbps

* Comment

SIDにおいて特徴をなすのが、音楽的「流れ」「様式」に名前がつくことがなく、作曲家の所属するグループとは別途に音楽的派閥が第三者によっても構成(表現)されない点です。
シーンが当事者たちの活動の総体であることが何より優先され、シーナーの国籍とは別のレヴェルでドメスティックなものであるのがその理由かもしれません。
ある意味ではシーナーの音楽的表現は非常に謙虚です。
そこで行き交う「音楽の名前」を眺めると、テクノ、ハウス、ダブ・ステップ等々、既成のものであることに気づきます。
また、特定のSIDが参照される際は、「A(グループ名)にいたB(個人名)」というように、記述/想起の様式が頑なに定まっています。

しかし、シーナーたちの間で唯一喚起され続ける「流れ」「様式」が存在します。
「Oldskool」という、ヒップホップ・シーンに由来すると思われるその言葉は、何も音楽に対してのみ、引きあいに出されるわけではなく、映像作品(デモ)や画像(グラフィック)についても用いられることがあります。
音楽に対して用いられる場合も、厳密な定義が存在する訳でもありません。
むしろ定義や概念構成に対してシーナーは消極的で、その時々の、各々の「テイスト」に解消してしまいます。
対義語とされる「Newskool」に至っては、シーナーたちが意識的に対象化しているとは言い難い用語です。
ただひとつ言えるのは、80年代から時を経ても「Oldskool」はデモシーン(コモドール64シーンを超えて)を象徴する言葉として、シーナーに共有されている点です。

さて、ここでデモシーンにとって、ヒップホップが着想の源のであった点は指摘しておいて良いことでしょう。
ヒップホップが「ラップ」「DJ」「グラフィティ」「ブレイクダンス」の四つの要素で構成されるように、デモシーンの成り立ちも複合的です。
ベーシックなデモひとつを制作するためには、最低でもCoder、Graphician、Musicianが必要であり、さらには大抵はこの内の誰かがデモに表示されるテキストを書くことになります。
当然、誰かが「兼任」することもあるのですが、シーナーには各々の受け持つ役割(Profession)が決まっています。
シーナーはアマチュアである一方、職業集団として分業を原理原則として保持しています。
また、デモシーンもデモグループが主要な構成要素ではありますが、それだけではありません。
クラッカー、ハッカー、雑誌制作者、ゲーム開発者、パーティのオーガナイザー等々、いづれもデモシーンへの貢献者として古くから存在する「職業」です。

ヒップホップが着想源となったと推測される理由は、体制の特徴だけではありません。
そこにはアンダーグラウンド・シーンよろしく引用、流用、横領、盗用の要素にも欠けてません。
デモシーンとは、自分たちのストリートを仮構する舞台の別名でもあるでしょう。

ともかくシーナーが「Oldskool」という言葉を発する時、単なる分類を目的とした名づけではなく、大抵はそこに彼らの出自の確認が含まれると見てよいでしょう。

このコンピレーション・シリーズに収めた多くの曲はOldskoolの流れを汲んでいるとだけ、今は指摘しておきます。

(つづく)

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Filed under c64, compilation

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