Global Klystrack Domination

Summary: I release the Japanese translation of klystrack tutorials written by n00bstar. Klystrack was created by kometbomb, which is the hyper hybrid and eclectic chipmusic tracker for Win/OSX/Linux. Contrary to the appearance, it is not an alternative to AHX, a SID-based chipmusic tracker for Amiga. Rather, it highly sublimates the latter’s original concept, or a synthesis-based music tool inspired by the other vintage machine and sound chip (i.e. Commodore 64 and SID 6581). Klystrack does not refer to one precedent 8-bit machine or sound chip, but implement characteristic features from plural ones (e.g. C64, Amiga, NES, SNES, Atari 8-bit,  and Atari ST) and sound chips (e.g. SID, Paula, POKEY/TIA, YM2149, and OPL2/3). Furthermore, the tool has its wavetable for combining a wave sample with waveforms from oscillators. So it has an ability to make instruments flexibly like MT-32. This tutorials are worthy reading because the author n00bstar, a virtuoso of klystrack, carefully writes each section and option in a humorous manner, as well as deals general-purpose techniques, which are much useful for making music on whatever you select. As kometbomb said, let global klystrack domination begin, and then rock ‘n’ roll the authenticity of chipmusic!

C64/NES/Amigaスタイルの音楽を制作することができる、ハイブリッドなチップチューン・トラッカーklystrackのチュートリアル(n00bstar制作)の翻訳を公開します。

n00bstar – klystrack tutorials 日本語訳
Download from OneDrive or Google Drive


Credit

Writing: James Clark
Copytext: http://n00bstar.blogspot.jp/p/klystrack-tutorials.html
Translation: Takashi Kawano
Thanks to: iLKke (Ilija Melentijevic), kometbomb (Tero Lindeman), maak, and n00bstar (James Clark)

Notes
klytrackをダウンロードする際は、プロジェクト・ページから最新ヴァージョン(2015年2月20日の時点で、1.6.0 r1309)を入手してください。
2年前に書かれたチュートリアルのため、一部の記述は古くなっている点に気をつけてください。現在、n00bstarのブログでチュートリアルの加筆訂正が計画されています。

maakさんによって、公式wikiの翻訳も公開されています。klystrackを使用するための最初のハードルをほぼ取り除けているはずです。ぜひこちらも参照してください。

klystrack wiki 日本語翻訳

* * *

Continue reading

Leave a comment

Filed under manual, translation

For Keeping on Reopening SID Music

SW24_1

コモドール64のディスクマガジン、Scene Worldの最新号(#24)にエッセイを寄稿しました。自分にとってこのようなことは初めての経験になります。エッセイのタイトルは「SIDミュージックを再開し続けるために」(For Keeping on Reopening SID Music)といって、「私はいかにしてC64とSIDミュージックの研究にいたったか」というようなことを取りあげています。元となったテーマは、Scene World MagazineのNafcomによって与えられたものです。そのため、日本における1980年代から90年代にかけての、自分のホームコンピュータ経験のルーツにさかのぼって、ふたつのことに対する動機を明確にすることを試みました。また、エッセイのなかでは意図的に、固有名を多数まじえて日本の国産コンピュータ、コンピュータ雑誌、MMLシーンに言及しました。これらのことが、デモシーン、チップミュージック・シーンなどで、その他の言語ではあまり記録されてはいないためです。それゆえ、(主に海外の人にとっては)知られていない事実を多数見つけることができることと思います。同時に、このエッセイはひとりの研究者/歴史家としてのセルフ・ポートレートとなるように書かれました。私が自分の記事を主に、今目にしているこのサイトで発表してきたからです。かなり短いものではありますが、個人的経験を英語に翻訳し、より一般的な文脈に接続することはひじょうにやりがいのあることでした。

I contributed my essay to the latest edition (#24) of Scene World, a Commodore 64 diskmag. To me, it was the very first experience like this. The essay is named For Keeping on Reopening SID Music, which deals with sort of ‘how I got to my research of C64 and SID music’. The original theme was given me by Nafcom of Scene World Magazine. So I tried to clarify my motivation for them back in my roots of home computing experiences from the 80s to the 90s in Japan. Also I mentioned Japanese domestic computers, computer magazines, and the MML (Music Macro Language) scene with lots of proper names on purpose in it. Because these things are not well documented in other languages in the demoscene, the chipmusic scene, and so on. Therefore I think that you will find many unknown facts there. At the same time, the essay was meant to be a self-portrait as a researcher/historian since I have released my articles mainly on the site which you view. Translating my own personal experiences into English and linking them to more common contexts were very challenging although it is really short. I hope you enjoy it.

Thanks to Nafcom and other Scene World Magazine crew.

Scene World #24

Scene World Magazine

ディスクマガジンの閲覧にはVICE等のC64エミュレータを利用してください。

Please use any C64 emulator like VICE for viewing the diskmag. Continue reading

Leave a comment

Filed under c64, Diskmag, english, SID, Uncategorized

Book Review: Several Ways to Famicom

* This article is written in both English and Japanese.

books on nintendo toys0

Nintendo Complete Guide – Toys by Isao Yamazaki (left) and Before Mario by Erik Voskuil (right)

オランダと日本、二人の蒐集家によって、1983年のファミコンに至るまで、任天堂が開発、販売してきた多種多様な玩具を紹介する書籍が相次いで出版された。Erik Voskuilの『Before Mario』と山崎功の『任天堂コンプリートガイド -玩具編-』(以下、『コンプリートガイド』と略す)は、時代風俗と対話しつつ、新たな市場開拓を目指した戦後の任天堂の「過渡期」を振り返るのに格好の多くの資料を私たちに提供している。この二冊の書物の構成をまず確認しよう。

「FAMILY GAMES」「TOYS」「ELECTRO-MECHANICAL GAMES」「PORTABLE ELECTRONIC GAMES」「HOME CONSOLES」(全5章)

「かるたとトランプ」「玩具とゲーム」「ボードゲーム」「エレクトロニクス玩具」「実用品」「テレビゲーム」「アーケードゲーム」「ゲーム&ウォッチ」(全8章)

これらの章の配列は、任天堂が花札、トランプ、カルタといったカードに特化した製造会社から舵を切り、一般的な玩具メーカーとして変貌を試み、ついには電子機器を取り扱うまでに至った経路をゆるやかに映し出している。Voskuilが述べるように、この変遷は、プラスチック、ボール紙から、電気モーター、機械部品、電子部品へと、玩具に用いられる素材の変化も反映している[1]。

『コンプリートガイド』が1889年の創業から任天堂製品を跡づけているのに対し、『Before Mario』は具体的に、「1965-1983」という特定の時代区分を設定している。1965年という始点は、この本では決定的な意味を持っている。すなわち、開発部第一部部長を務めた横井軍平が任天堂に入社した年である。Voskuilの書物には、横井のもとでさまざまな製品開発にあたった岡田智(2007年まで任天堂製品の開発とプロデュースに携わる)が序文を寄せている。彼は、「任天堂に雇われた実質的に最初のエンジニアだった」[2]。任天堂製品に初めてトランジスタが用いられたのも、1965年である[3]。1965年から1983年は、任天堂にとっての、エレクトロニクス導入期に相当している。 Continue reading

Leave a comment

Filed under english, game, nes, review

Book Review: ‘8-Bit Reggae’ by Nicolas Nova

* This article is written in both English and Japanese.

Nicolas Nova 8-bit reggae cover

本書のための覚書

この本とも関わりのある、個人的な話から始めることを許してもらいたい。2013年の初め、「C64 Dub Reggae」という名のSIDミュージックのコンピレーションを私は公開した [1]。ゲームボーイでLSDjを使用して制作されたダブステップやブロステップを筆頭として、レゲエ/ダブの流れに属する音楽の要素を用いることが、当時の日本のチップシーンの「目印」であるように思われた(NNNNNNNNNN、TORIENA、MARU303、USK、ajipo、Tappy)。なるほど、レゲエ/ダブを実践するチップミュージックはそれ以前から存在していたが(cow’p、shex)、当時、ある飽和的状態と転機を迎えようとしているかに見えた。

metrodubのような多国籍的なレーベルは、この現象が日本における特殊的な事例ではないことを示していた [2]。デモシーンにおいては2000年代後期、シーナーはダブステップへの関心を示し始めていたが [3]、2012年になると、たとえばこの年のAssemblyで首位を獲得したCarillon & CyberiadのPCデモ「Spacecut」のサウンドトラックでは、この種の音楽は、アンダーグラウンドな嗜好というよりも既に大衆的なアピールのために使われていた。

一方、SIDミュージックにおいても、UKの4-matやドイツのKasmoらが、ダブステップの音楽的翻訳に取り組んでいたことを私は知っていた。前者の「Bad Scene Poets Are Back」(Ate Bit、2009)は、コンピレーションの制作の動機を与えてくれた曲の一つである[4]。

また、このコンピレーションを用意している時(2012年)、レゲエ/ダブを専門に扱う大阪のレコード・ショップCorner Stone Musicのブログで、ドイツのネットレーベルJahtariのオーナー、Disruptから譲り受けたというSID Machineを紹介するNeko Massive(Ruv Bytes)の記事に私は出くわした[5]。彼がチップシーンとは明らかに別のルートでこの流れと接続していることを、興味深く感じると同時に、Quarta 330やutabiのようなミュージシャンにおけるレゲエ/ダブとの接点が、既に狭義のチップミュージックに留まるものではないということを連想した。

そしてこれらのミュージシャンの偉大なる先駆者として、「バルーンファイト」や「レッキングクルー」(いずれも1984年にアーケードで稼働開始、翌年FC版が発売)のサウンドトラックの作者である田中宏和(Hip Tanaka)の存在を無視するわけにはいかなかった。彼はBlip Festivalのようなチップミュージックの大きなイベントにも出演していたのだから。 Continue reading

1 Comment

Filed under english, review

LittleGPTracker – Quick Start Guide and Reference Manual

Summary: Released Japanese translation of Quick Start Guide and Reference Manual on LittleGPTracker, which is a music tool programmed by Marc Nostromo aka M-.-n. Also published HEXAWE Composers List mainly for persons who are not familiar with this tool and music using it.

M-.-nことMarc Nostromoがプログラムした、piggy trackerの名で長く親しまれている音楽制作ツール、LittleGPTracker(LGPTと略す)の「クイック・スタート・ガイド」(チュートリアルに相当する)と、「リファレンス・マニュアル」を専用Wikiより訳出しました。原文と同じく、この翻訳はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス3.0(表示 – 非営利 – 継承 非移植)に帰属します。同時にLGPTを使用してきた主要なミュージシャンを網羅したList of HEXAWE Comporsersを公開します。

Quick Start Guide: Original text (wiki) / 日本語訳 (pdf)

Reference Manual: Original text (wiki) / 日本語訳 (pdf)

List of HEXAWE Composers (xls)

エクセル・ファイルはプレヴューでは正確に表示されないので、ダウンロード後の閲覧をおすすめします。
I recommend reading this excel sheet after downloading it as the preview of Google Drive is not accurate.

Thanks to: Peter Swimm

Continue reading

Leave a comment

Filed under list, manual, translation